マイコンのアーキテクチャ2
マイコンの構造と処理のその2を公開しました.
マイコン内部の簡略化モデルを使って,命令がどのように実行されて行くかを説明しします.この命令の実行の流れを理解しておかないとマイコンの本質を知ったことにはなりませんので...
C言語で開発する場合,マイコンが高速に実行できるように最適化するようにコンパイラが作られており,マイコンの内部構造を工夫するというより,コンパイラがいかにそのマイコンに適したコードを生成するかに頼ってしまっているのが現状ですかねぇ〜.
しかし,マシン語やアセンブラ言語と言ったハードウェアに非常に近い言語を扱うとき,そのマイコンがどのように命令を実行して行くかを理解しなければ,よい仕事はできません.その意味でこのようなモデルを使って命令の実行の流れを説明します.
これは,そのままこの次のパイプライン処理に直結することになるので,よく理解しておいてください.
言っておきますが,高級言語で開発する場合,このようなマイコンの内部構造や処理方法などは一切意識する必要はありません.
ここでは,あくまで,計算機科学を学習する人が読むことを念頭に入れて執筆していますので,ここまで詳しくなっています.さらに詳しく勉強する人は参考文献を最後に載せているのでそれらを読んで勉強してください.