マイコンのアーキテクチャ1
マイコンの構造と処理のその1として,ハードウェアのアーキテクチャと命令セットアーキテクチャ,エンディアンについてを公開しました.
マイコンのプログラムを記述するとき,使っているマイコンのアーキテクチャがプリンストンアーキテクチャ(ノイマンアーキテクチャ)とかハーバードアーキテクチャであるとか気にすることはまずありません.命令セットアーキテクチャについても同じです.動くものを作ることを考えれば命令がCISCだとか,RISCだとか考えることはまずありません.
プログラムの実行速度を早めたいとか,無駄な処理を削って..と言ったチューンナップするときには,意識するかもしれませんが,一般的にはほとんど意識する必要はありません.
しかし,何度も言うように,計算機科学を勉強する人は,知っていて当たり前の知識なのでくどくどと書きました.
エンディアンについては,意識する必要があります.それは,ファイルのフォーマットがリトルエンディアンである場合があるからです.エンディアンの知識がなく,ビッグエンディアンのマイコンを使ってあるデータを読み出したとき,全く,意味が分からなくなりますので要注意です.
特に,FATファイルシステムはリトルエンディアンなので,マイコンで扱うとき,いちいちデータを入れ替える必要が出てきます.
ということで,まずは,アーキテクチャを中心に書きましたので公開しておきます.