藤澤研究室紹介

キーワード:マイコン,組込み,通信,セキュリティ,暗号,数学,福祉,教育

研究方針

実用的なものを作ろう!

研究と呼ばれるのは,2つに大別されると思います.1つは,実験を繰り返し,新たな理論や発見を行うようないわゆる「基礎研究」です.もう1つは,今ここにある技術を組合せ,融合させることですぐに役立つものを作る「研究開発」です.

基礎研究の分野は,数年~数百年かかる場合もあり,高専での卒業研究には向かないと考えました.そこで,藤澤研究室では,今,すぐに必要とされるものを作っていきたいと考えています.身近なところで考えると,学校内や学科内で「あると便利だなぁ」と思うものを開発し,すぐに使いたいと思います.

基礎研究では,自分の努力した結果が見えにくいものだったり,地味なものだったり,技術者になる皆さんにとっては,正直に言ってあまり面白くないかもしれません.(学者を目指す人には非常に重要ですが...)しかし,「ものをつくる」ということは,成果物があり,目標も立て易く,達成感があります.なので,俗に言う「ものづくり」を主に行いたいと考えています.

指導については,ほとんど口出ししません.各自で計画を立てて,各自で考えて進めてもらいます.それが,研究です.決して,「卒業実験」ではないということです.ただし,テーマや途中経過については定期的に報告してもらいますので,いつまでも1人で悩んでいないで相談にきてください.社会人のホウレンソウ,「ほうこく」「れんらく」「そうだん」を忘れずに.

成績が良いとか悪いとかは,関係ありません.とにかくやる気があり,努力を惜しまない人を求めます.

多くの知識があるにこしたことはありませんが,特になくても構いません.これまでやってきた勉強が何のためなのかを再確認できれば,おのずと勉強します.

また,ソフトとか,ハードとかも特にこだわりません.ソフトとハードを融合してものを作っていける人が理想です.もちろん,1つのものを複数人で共同開発することもできます.

  • 「指示待ちにならないこと」
  • 「積極的にすすめること」
  • 「面倒くさいと言わないこと」

が大切です.

また,「卒論生のとんでもない勘違い」をよく読んで内容を理解していることが必須です.