ニーズ調査

長野高専では,支援を必要とする人たちに向けて,「こんなものあったらいいなぁ〜」「これ,もう少しこうならいいのになぁ〜」と言った問題を一緒に解決して「障害がある人もない人も安心して暮らせる共生社会」の実現を技術の力でサポートしたいと思い,取り組みを始めています.

相談を受けてもすぐに解決できる場合とそうでない場合がありますが,全国の高専の技術を使って解決のシナリオを考えたいと思います.もちろん,現在の技術力で「できること」と「できないこと」はありますので,ご承知おきください.

下記のニーズ調査票をダウンロードしていただき,ご記入していただき,連絡をいただければと思います.

【記入用紙】ニーズ調査票(pdfファイル)

【記入用紙】ニーズ調査票(MS Word ファイル)

【入力フォーム】ニーズ調査票(Google Form)準備中

連絡先は個々にお知らせしますので,下記のようにしてお知らせください.

  1. 上記より記入用紙をダウンロードしてください.
  2. なるべく具体的に用紙に記入してください.
  3. ここのフォームに必要事項を記入して私に連絡をください.
  4. 連絡先をお知らせいますので,FAX または 電子メール で送ってください.

後で訪問してゆっくり話を聞くかもしれませんので,なるべく詳しく教えて下さい.よろしくお願いします.

なお,ここで得られた情報は支援機器開発のみに使用し,他の目的では使用いたしません.

第1回ワークショップ「触るスイッチ」

2021年10月30日(土)第1回目のワークショップを開催しました.

第1回ワークショップチラシ

このワークショップは,「みんなで一緒に支援機器を作ってみよう」というコンセプトで開催しております.自分たちで手作りした支援機器は,その仕組や内部の構造がわかり,もし,壊れても「自分でも直せるかも?」と思えると思います.

このワークショップで製作する支援機器「触るスイッチ」は,特別支援学校をはじめとするハンディーキャップを抱えている関係者へのアンケート調査の結果等をもとに,現場で必要だと思われる支援機器を長野高専で開発しました.残念ながら市販はされていません.

「触るスイッチ」は,もともとSMAという難病を持つお子さんのために開発したものでしたが,アンケート調査の結果,「このスイッチを必要とする人がたくさんいる」ということに気づき,今回のワークショップに至りました.

触るスイッチ」の紹介は,こちらをごらんください.また,PRTIMESでも紹介されました.

「にぎレバ」

私が顧問を務める「バリアフリーテクノロジー同好会」(通称:バリテク同好会)が自助具を作りました.

これは,指先に力が入らずスプレーを使うことを諦めてしまっている人に向けて作った自助具です.「にぎレバ」は「指先で押す」という動作を「手全体で握る」という動作でスプレーを使うことを可能にしました.

「にぎレバ」は「レバーを握る」という動作から付けられた名前です.「にぎってみれば?」という意味も込められています.

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スプレーをセットして置いておいても可愛く見えるようにレバーの部分は音符の形にしました.2,3個を並べて置いておくととっても可愛く見えると思います.

今は,直径35mm,高さ125 〜 135mm 程度のスプレー缶しか使えませんので,これから大きめのスプレーにも対応したものを作ろうと思っています.スプレー缶が大きくなると手が大きくないと使えないという状況も考えられますので,また,新し機構を考えないといけないと思います.

今後の課題ですね.

これは完成ではなく,これから改良してもっとよいものを作っていきたいと考えています.

このページを見て使ってみたいと言う人はご連絡ください.(数に限りがありますので,ご希望に添えない場合もありますのでご了承ください.)

下記の動画は「にぎレバ」の紹介ビデオです.

指先に力が入らず,スプレー缶を使うことを諦めていませんか?そんな人のための「にぎレバ」です.

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